〜ベトナム ハノイで街歩き〜 やかましくも憎めない 活気溢れる成長都市

写真がたまってしまったので、ハノイを写真中心にご紹介。

ハノイは本当にやかましい都市です。朝から晩までクラクションの音が鳴り響く。スクーターが山ほど通り、青信号でも油断ならない、巻き込み確認って教習所で習いましたか?みたいな感じで正直辟易としました。でも、1週間にも満たない滞在ですが、街を歩き、興味のある場所に赴きいろいろなものを見ていると、街に対しての解釈が生まれて、だんだん好きになりました。

ハノイの旧市街はカオス(混沌)という言葉が似合うのですが、お店の並びは大変秩序だっており、食器通り、お菓子や通り、宝石通りなどなどお店によって道路が割り当てられ数店舗が並びます。

正確に分かりませんが、徒歩15分圏内に合羽橋道具街、アメ横御徒町の宝石街みたいなのとか色々なジャンルの商店がギュッと凝縮。

ハノイのニイミ

↑色とりどりのお菓子 韓国のものが多い

↑ドライフルーツを漬けたものを売っている。

湖のほとり、素敵な景観のカフェ。しかし、湖は大気汚染でおそろしく霞んでいる。

 

↑華やかな景観もたまにあるけれど、スクーターや電線がフレームイン。これがハノイ

でも、なんでやかましかったり、こんなに大気汚染しているかといえば、日夜スクーターを飛ばし、建設をし、一層の都市化に向けて成長しているというのも一面なのですよね(野焼きも要因ですが)。そして、都市化なんて関係なく、必死に毎日商いを繋いでいる方が大勢います。ベトナム女性博物館というのを訪れたところ、路上でフルーツやお花を売っている女性たちのインタビュー映像がありました。「毎日睡眠も少なく本当にハードだけれど、子どもを学校に行かせたい。そしていい仕事について欲しい。だからやるしかない。」と。子どもへの想いの言葉は胸を打ちます。

やや脱線しますが、フエで滞在した宿のご主人(40歳)は、ヨーロッパ周遊旅行のご経験があり、ベトナムの中では少し所得が高い方だと思うのですが、特にスイスに行った際は目が飛び出たそうです。日本の我々でもスイスに物価には驚きますが、ベトナムの方にとっては尚のことだと思います。そんな彼が「僕の子供の世代に欧米で留学するなど、勉強して活躍してもらって、国がより良くなることを期待したい」と言っていたのが印象的でした。

ベトナムは食が美味しく、街を彩るセンスもあり、思わず買いたくなる刺繍などの工芸品も多くあり、文化的な資産もたくさん持っています(軽工業にしか目が行かず・・・)。10年20年するとどんな都市になるんだろう、と(なんだか偉そうな文章になってしまいましたが)とっても楽しみな気持ちになりました。

色々なことが重なって今旅行に出てこられていることに感謝の気持ちが足りなかったかなと思ったりしました。反省反省。

 それでもやっぱり、ハノイはやかましいです♪