ミャンマーに対して「アウンサンスーチーさん」「首都はヤンゴン」くらいの認識しか持たずやってきた。(しかも、現在の首都はネピドー!)
ミャンマーは旅好きの人にはぜひ今行ってほしい国です。東南アジアを巡ってきて経済発展に伴う「見どころの観光地化」は複雑な気持ちになりました(地元の収益にはなるが、想像した景観は見られない)。でも、いまのミャンマーにはまだ豊かな自然、昔ながらの風習や地元の人との笑顔の交流が残っているように感じます。(しかも観光地としての整備も適度にされている)
一方、現在は後発開発途上国になっていますがそろそろ卒業できそう、とのこと。喜ばしくも、いまのミャンマーの魅力とはそろそろお別れかもしれません。
と前置き長くなりましたが、いくつか都市を回っているので写真でさくさくご紹介です。
まずは、チェンマイから古都マンダレーに飛行機で。景色が完全に山山山。
ミャンマーに着いてしばらくすると「あぁ、ここはインドに面しているのか」と人々や料理屋のインド比率に驚きました。インド上陸を恐れているわたしは戦線恐々。しかし今年のクリスマス、誕生日、年末年始は間違いなくインドで過ごします。
(インドデザート屋台)
マンダレーはイギリスに占領される前に最後の王朝があったヤンゴンに次ぐ第二の都市。王朝があったのは25年間ととても短いですが、王宮やいくつかのパゴダ、見晴らしのよい丘「マンダレーヒル」など見どころはどれも素晴らしい場所でした。
まずは王宮。パスポートを預けてそれなりのお金を払い、立派な門をくぐると…!
中は民家が立ち並んでいました。
ミャンマーのデートはパゴダ(仏塔)が多いそう❤︎
しばらく歩くと王宮です。
中には当時使われていた家具などの美術品や調度品、民族衣装がたくさん展示。ただ、展示状況がかなり悪い為、価値が伝わりにくい。
世界大戦では美術品が強国に持ち出されることがあったが、マンダレーの美術品は今もイギリスの美術館に展示があるそう。良い背景ではないものの、展示状態は良さそうなので、見てみたいと思う。
見晴台から。夫は固定されていない高所が苦手なので登れず。
ミャンマーの人は「タナカ」というおしろいみたいなものを日焼け止めがわりに塗りたくっています。老いも若きも。
「シュエナンドー僧院」に行こうとして間違えた修道院
「シュエナンドー僧院」全てチーク材(木材)で作られた施設。黄金の王宮僧院という意味の名前らしく昔は金箔だったそう。綺麗に残っていたら金閣寺もびっくり!な雰囲気だったのでは、と思う。
木材の色が違うのは、修復のタイミングが違うだけ。どれが昔からの状態なのかはよくわからない。
私の写真に全体像がないのでよくわからないが、全体に木彫りが施されていて美しい。
一部金色の面影(修復かも)
仏像が好きで日本では博物館によくいったが、アジアの仏像にはピンとこなかった。何故だろうと思ったが、この地にあるような木彫の重厚感に落ち着きを感じて惹かれるのだな、と実感。
その後ほど近い「クトードーパゴダ」へ。730もの白い仏塔が並びます。仏教経典を大理石に彫ったものが仏塔のなかに一つづつ静置されてるのだとか。
ここでは「写真撮ってください」と声をかけられ、カメラを預かろうとしたら、一緒に写ってくださいの意味だったらしく、有名人気分。旅行者がめずらしいみたいです。
↑この山の上です。
途中のパゴダで。日本で言うところのシーサーのような、阿吽像のような門番に弱い。(好きである)
トゥクトゥク(カートのような乗り物)で20分くらい登り、そこからエレベーター。見晴らしのよい丘の上にきれいなパゴダがあり、夕日がとてもきれいです。
ミラー装飾なので光が射すときらきら。