〜日本で街歩かず〜 一時帰国で風邪治療

↑タイのお菓子ルークチュップ とても可愛い!!

 

日本に帰ってきて1週間弱になる。
以下、結果的には、手術後の治りが悪かったところにバンコクで風邪をひいて喘息気味になった。という話。記録と気持ちの整理に書いておこう。

 

23日の日中から少し調子が悪く、のどが痛く、少し咳が出る。夜は出歩いたけど帰り道の歩行がとても辛くなる。夜から咳が強くなる。べたっと寝ると胸が苦しい。頭を上げて就寝。器官が狭くなっていて息が苦しい。でも、気胸の時とは違って痛みはない。

3時頃まで眠れたのち、激しい咳込み。こりゃだめだ。と思う。

バンコクの病院は早い。8時からやっている。
呼吸器内科のある病院に電話・予約。夫も付き添ってくれ朝一で向かう。(サミティヴェートスクムビット病院)

 

「呼吸は苦しいが肺は大丈夫そう?」という予想はあったものの、手術や既往歴を書いたところ【レントゲン撮ってきて】となる。
この時の酸素(SpO2)は93くらい。気胸で測ったときは92くらいだったか?(普段は98)

翌日はカンボジアへのフライト予定だと相談をする。【CT撮ってきて】となる。

 

【手術後のレントゲンがないから不正確だが、胸水が溜まっているし、炎症がある。術後2ヶ月の状態には見えない。胸水を抜いて調べなくては。ここで抜くか、日本で抜くか。どちらにしてもこのままの周遊は良くない。】

 

今後を思い泣きそうになる。既往症に対しての処置なので海外旅行保険は効かず自費になり、入院などすれば一体いくらかかるのか?となり、翌日の飛行機で帰ることに。

(*呼吸器の炎症を抑える薬の吸入をしたら主訴である息苦しさは戻っていた。)

それでもこの夜は不安で、悲しくて、涙が出た。寄り添ってくれた夫や心配をしてくれた夫の両親・自分の両親には心から恐縮と共に感謝である。

 

帰路につく。体調は悪く、手荷物検査から搭乗口までが果てしなく感じた。パイロットの熟練度が浅いのか、自分の体調が悪いからか着陸時の頭痛(締め付け)が激しかった。トラウマになるかと思ったが、人は痛みを忘れるもので、今となっては飛行機に乗れそうだ。

 

翌日、息苦しさはほとんど治っていたものの、タイの先生の迫力もあったのでお世話になっている病院へ。救急にかかる。まだ、歩行や階段はキツかった。(呼吸器のせいなのか、風邪のだるさなのか?)


持ってきたレントゲンを見せると【胸水抜かないと!】という声が遠くで聞こえる。そして問診があり、ここでもレントゲンと血液検査。
しかし結局、退院後・inタイ・今回の3つのレントゲンを見比べて大きく差がなく、血液検査の数値も大丈夫だったことから、救急性はなく風邪の悪化でしょうということになる。 

「風邪で帰国したのか??」ということと、「風邪であんなに苦しいの??」「タイの先生のあの迫力は??」など疑問が沢山浮かぶ。救急は「救急性があるかどうか」が優先事項なので、詳しいことは聞けずとぼとぼ帰る。でも大ごとではなくひと安心。

 

↑調子が悪くなる前に撮ったナイトマーケットの様子。綺麗。

 

それからは徐々に調子が良くなる。階段をのぼってみたり、長く歩いたり。

そして30日、主治医のいる日に再度受診。
予約外の大病院受診なので途方もなく待たされると思ったが、救急にかかっていたからか、一番に呼んでもらう。
【持病(LAM)的に咳・痰・胸水はありうる症状だ。胸水が増えているようなら手術後の癒着?かもしれないし抜かないといけない。】
またしてもレントゲン。

 

再度問診。
【術後変化ということで大丈夫じゃないかな。風邪をきっかけに喘息的な発作が出たのでしょう。病気的に起りうる。
胸水も起りうる。術後胸水は減るはずだけど・・・(減ってはない、うっすら増えている気もしなくもない)、あんまり増えた場合は対策を考えないといけない。(けど、今回はそこまでではない)
確かに経過を知らない医師がレントゲンを見たら確かに対処を検討するかもしれないね】みたいな話を聞いた。

 

結局、苦しかった症状は「風邪・喘息的な発作」だった。
病気や手術をする前は風邪で強い咳をすることはあっても呼吸が苦しくなるようなことはなかったので、驚いた。
なので、もし今後同じような症状が出た場合は、風邪のケア&今回の通院で処方してもらったポータブル気管支拡張剤を吸入して、ダメだったら病院でしっかり吸入のようなステップをたどるようにしたい。
(そもそも風邪をひくとかなり困る!ということを念頭におく)

 

胸水や炎症は術後の変化過程(良好でも、今すぐ対処すべき悪さでもない)を経緯を知らない医師が見たので「これは大変だ!」となってしまった。
これについては、タイで撮ったレントゲンとCTを旅に携えておき、万一の時は病院に提出すれば判断ができそう。

 

術後の自分の理解がもっとあれば、なんて思ったりもしたけど、術後変化なんて人それぞれで分からないわよね、と自分に甘く思い直す。
主治医と話していても「一般的にはー」のような応答が多いし。

 

とにかく、今はほぼほぼ完全復活。体も、気持ち的にも。
色々と薬の荷物が増えることになるけれど、自分が苦しくならないように・家族をはじめ周りの人に要らぬ心配をさせないように、予防対策をパワーアップして楽しく旅を続けたい。

 

私は忘れっぽいし、記憶をあとあと好解釈してしまうことが多いのでボイスメモを取るようにしている。今回の問診も記憶と再聴を照らし合わせると微妙に違っていた・・・。そして、メモを取っていてもつい聞き忘れたり、言い忘れたりしてしまい後悔する・・・お医者に限らないことだけど。ここもパワーアップしよう。