〜日本で街歩き〜茨城の思い出 椿・甘味・トルコ

退院をしても1週間位は原因のよくわからない不調っぷりで1週間ほど微熱を出して体のいろいろな箇所を痛めて寝ていた。今となっては通過点だけどあの時は、入院治療までしたのになんでなんで〜とウツウツとしていたな。元気になってよかったよかった。部屋で一日中ゴホゴホとしておりひとつ屋根の下だった両親にも心配かけた。

3月頭に夫が帰国。ありがとう。

茨城のご実家で二人お世話になる。運転練習にお義父さんに付き合っていただいたり、お義母さんと夫の妹さんには美味しい食事(餃子、とり天、チキンマーマレード、豚汁、煮魚、すき焼き、肉じゃが、美味しい野菜副菜の数々 etc)や気遣いをたくさんいただき大変お世話になり、感謝しきり。自分がそのような立場にいつかなれるとしたら同じようにできるようにしよう。お義父さんのカプチーノ?も妹さんのご主人の淹れるコーヒーも何度もいただきとっても美味しかった。

学校がお休みになった姪っ子ちゃんたちには折り紙を折ったり漫画を借りたりたくさん遊んでもらった上に「マリさん29歳でしょ」「25歳にしか見えない!」などリップサービスをたくさんいただく。今よりもおばさんになったら傷を癒やすようにこの日のことを思い出しますね。

4月から1年生の甥っ子くんは「ホワイトデーに作るフルーチェ」をずっと楽しみにしていてかわいかった。フルーチェ美味しかったな。

夫はカメラが大好き。

お家の近くのケーキ屋さん。アジアでは食べられず、帰国してからは脂質制限で食べられずだったので、生クリームショートケーキとってもおいしかった…ショートケーキはクリームとスポンジケーキが同時に無くなると乳脂の重さもスポンジの粒子の邪魔感もなく美味だと思うのですが、これ、とてもそういった感じで美味しかった。地域密着のお店はきっとリピーターが多くすぐに「味が落ちたわよねぇ」など噂になるのでは?と思うので大変なことも多いでしょう。また食べたいな。

これは見本のレプリカ

さて、こちらが夫のトルコのお土産。先述の通り夫のご実家には小学生以下3人の甥姪ちゃんが居るため、おみやを買う時は「子どもたちお菓子を山程食べるから」とたくさん買い込む夫。今回も3kgくらい?の巨大で重いお菓子を抱えて帰ってきたのですが、残念ながら子どもたちのお口に合わなかった模様。連日残念そうなボヤきをしていた。

中東はナッツが取れるし良く食べるようで、パートフィロ(とても薄いパイ生地)とナッツ(ピスタチオ&くるみ)の組み合わせ&形違いでいくつもの種類があった。シロップに浸されてとても甘いと聞いていたけれど、甘さ的にはとても上品でおいしかった。お土産のトルココーヒーにもぴったり。パートフィロオーストリアの「アプフェルストゥルーデル」に派生しており、やはりヨーロッパお菓子周遊ができるなら欧州の玄関口トルコから参りたい所存。

4色の断面が出ているお菓子もお土産のひとつ。水飴のようなグミゼリーのようなベースにヘーゼルナッツやピスタチオ。なかなかフレーバーが強めに効いており…トルコ、なかなかやるなぁという印象(湾曲表現)。なにはともあれお菓子に貪欲な私はお土産でとても楽しませてもらいました。

こちらはお土産にしたクッキー詰め合わせ。「カントリーマアムより美味しい!」と姪っ子ちゃんに言っていただく。日本一売れているクッキーに勝った!(原価はこちらが高いので反則勝ちだけど)小嶋ルミさんのレシピは絶対おいしくできる。すごいなぁ。ココア味はくるみクッキーの展開レシピで作ったら思った以上にココアが吸水して硬めの仕上がりに。リベンジを誓う。

〜日本で街歩き〜東京の思い出 トーハク東洋館など

新型コロナ氏が流行する前は美術館博物館も開いていたので、1度目の退院のあとトーハク東洋館へ。フランス語の友だちに教えてもらう。最近リニューアルされたようでアジアの石窟や織物など廻ってきた国々の美術文化品がざくざく。私の好きな変な子の(狛犬やシーサーや仏さまの台座にいるような。べちゃっとした顔の子たち)特別展示「人、神、自然 ザ・アールサーニコレクション」もやっていてほくほく。友だちと鶯谷でお茶。病気の心配をしてもらう。

本特別展示はカタールの王族の個人コレクションなんですって。中東をまわってきた夫の話を聞いてみても中東お金持ちっぷりには驚きだ。個人コレクションかつ世界中のいろんな地域のいろんな時代の美術品なのになぜか違和感なく見られディレクションの凄さを感じる。

トーハクは来月から?入場料が大幅値上げ。個人的には賛成。学生さんの値上げ幅は大したものではないし。充実させて色んな国から人を惹き付ける博物館になっておくれ。(ふらっとは行けないけれど)

↓特別展示は撮影不可だったので以下常設展

脂質制限(※)*1があったので基本油を使わない・最小限の料理やお菓子を作って食べたりしていた。けどたまには食べたいものを。麻布食堂のオムライス↓ 両端の端正な角度。バターをしっかり使った卵とチキンライスに舌鼓。しかも1,000円。フランス語の友人と。友人といってもみんなお姉さんだ。来月は独立されるとのことでとても嬉しい気持ちに。

2度目の退院時に父からもらう。1度目の退院時はまるごとバナナを買ってきてくれたものの、袋から取り出しながら「あ、脂質制限だっけ?」とお気づきのようで食べられず…。アンテノールのプリン。シンプルな構成のものは材料のクオリティがそのまま味に直結すると実感。おいしかった。その後パンナコッタを作った際に材料のクオリティをしっかり上げて応用。抹茶のバームクーヘンやら和菓子やら色々ごちそうになった。お父さんもお菓子舌が肥えているので一緒に食べて品評するのは楽しい。

自宅近くのお蕎麦屋さんへ母と。とろろそばのとろろが黄色かった。卵が少し入っているみたい。そうすると液体の上に乗せても広がらないので(卵に火が通って固めてくれる)食べやすく・とろろの取りこぼしがない。お利口レシピ。母は油控えめ食材をたくさん買ってきてくれたり、メニューを考えてくれたり、ありがたや。実家に帰るといつもとってもお世話になる。最後の日に家を出る時は見えなくなるまで見送ってくれるので大変切ない気分になる。

*1:体を傷つける細胞がいて、胸管(肺の間を通っているリンパ管)を傷つけられた。そこから漏れたリンパ液が肺の下(胸膜と肺の間)に溜まっていた。そのリンパ液は脂質を摂取するほどに流量が増えるので、脂質を抑えれば流量が減り自然治癒するのでは?!と考えられやっていたけど、私はこれでは治らず結局、胸膜と肺をくっつけた

元気になってきた。東京の思い出。

1月末から定期通院で日本へ帰国、1〜2週間でドバイへ向かおうとしていた。が、2度入院の必要が出て、退院後も調子がふるわず…2月が過ぎて3月となり、そしてあっという間に旅行者には厳しい世情に。夫はなかなか旅行に戻れない私を心配して中東・トルコをめぐり日本に戻ってきてくれたのだが、2人とも旅行に戻りたくても戻れない。ミャンマーで出会った世界一周中のフランス人女性も母国に帰国したよう。

わたしはしばらく東京の実家に滞在の後、夫の実家で1週間住まわせてもらい、つぎは2人で東京へ。スカイツリーの近くで借りぐらし中。

Airbnbで借りている家は快適だけれどお菓子作り好きの自分としては「オーブンがないのが悲しい」と思っていたのだけれど、炊飯器&フライパンとある器具を活用して楽しもう!と炊飯器パンにぞっこん。クックパッドにレシピ投稿して楽しんでいる。

体の不調からの療養の延長で今なおちょっと怠けて暮らしがちだけれども、体も順調に回復して主治医に「運動しても何してもいいですよ」とOKをもらったのである時間を大切にすごしましょう。

 

写真がたまりにたまっているので少しずつ。

ニュー新橋ビルのジューススタンド。300円のジュースと100円のたまごサンド。少しだけ住んだ場所。使った駅。懐かしい。

1月に帰国した際に夫の従姉妹ちゃんが声を掛けてくれて、嬉しく、新宿の墨繪へ。牡蠣と蓮根もちが美味しかった。手書きのメニューに味があり、季節で変わるみたい。デザートのアイスは6種類もあるし女性が嬉しい感じ。何より美味しいパンが食べ放題。進路のお話を聞いて一緒にどきどきする。母と出かけた迎賓館赤坂離宮。数年前より値上がりしていて(パンフレット配布などそれなりのクオリティUPもあったけど)日本の物価の高さを感じる…入場料が高くて驚いたタージマハルより高い!でも母が喜んでくれてうれしかった。羽衣の間の天井画がとても好き。

夫の従姉妹ちゃんにもらったブーランジュリースドーのクッキー。粉っぽさがまったくなく、香ばしくしっかりクッキーなんだけどケーキのように口溶けが良い。父と喜んで食べる。入院中は脂質制限があったので前夜祭のように天丼を食べる(先生すみません)おいしかった…。高校の頃の友人は母になり母性あふれる知らない顔を見せてもらった。息子くん、次に会う頃には大きくなっているのだろうな。

夫の姪っ子さんの絵。食事をごちそうになり、美味しいイチゴ「スカイベリー」も。おもてなししてくださって恐縮。ありがとうございました。

病院からの景色。2回の入院だったけれど同室のおばちゃんと話をしたのが楽しかった。前回入院した病棟の看護師さんは覚えていてくれてちょっとうれしい。食べたかったよ、おでん