おいしいクッキーが作りたい

美味しくなる材料をたくさん入れたガレットブルトンヌを作ったけども、いまいち納得いかず...f:id:voir-en-rose:20200808100341j:plainクッキーって本当に難しい

昨日今日と夫のいとこちゃんが遊びに来てくれた。

冬に会ったときに「リリエンベルグが好き」と言ったのを覚えていてくれて、超絶かわいいクッキーボックスと夏の日向夏クグロフを手土産にしてくれた(最寄りの新百合ヶ丘の駅からも遠いのにこの暑い中とってもありがたい...)

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f:id:voir-en-rose:20200809152505j:plainこのクッキーボックスの可愛さよ...しかもどれもとっても美味しい

リリエンベルグのお菓子は軽やか。食感サクサクと軽快で素材がふんわりフレッシュに香る。押し付けがましくない。日本人が好きなのがわかる。

原材料とお菓子自体の新鮮さ 素材のもつ香りを大切に

なかなかこの到達点は難しいけれど、できる範囲で工夫しよう

 

しかし、このご時世、家族以外のひととほとんど交流が難しいので遊びに来てくれてとっても楽しかったなぁ

差し入れてくれた日本酒をいただいたり、持ってきてくれたシールマニキュアを貼ったり(塗らない現代の知恵)心躍る時間を沢山過ごしました

自分なりの美味しいマフィン

「冷やしておいしいマフィン」を作りたくてレシピを何度かこねくりまわしていた。

5回目のレシピで納得。2回目には及第点だったけれども、細かい違いを試してみたくなり、マフィン3個分の少ない量で何度か仕込む。

レシピ開発の仕事をしていたときも、こんな趣味みたいな微差の配合を組んで遊んでいたっけ。申し訳ない気分。

自分の中で「男性の嫌いなお菓子2大巨頭」は圧倒的王者スコーンと2位はマフィンとおもっている。粉のもそっと感を飲み物と合わせるのが好きな女性は多いが、男性は少ない。(なんて語り口調も現代では怒られるのか。性別じゃないのか)

 

ところで、マフィンには作り方が大きく2通りある

・オールインミックス(バターは溶かして混ぜるだけ膨張剤で生地をふくらませる)※マドレーヌはこの作り方が多い

・シュガーバッター(バターをホイップして含ませた空気で生地をふくらませる)※パウンドケーキはこの作り方が多い

前者はかんたんな割に十分美味しいのだけど、グルテンを感じやすく老化がわかり易い生地なので2日目以降はちょっといまいちかな?バターや砂糖が対粉60以上入らないと固く感じやすいだろうと思う。

後者はふわっと空気がふくまれているので冷めても、翌日もソフトな食感を表現しやすい。でも冷蔵するとバターのところが固く感じやすい。

というわけで、Mix手法で作りましたとさ(太白ごま油とバターの併用)

焼けたあと冷凍庫にそのまま直行させて30分後が一番ソフトでひんやりしておいしい。常温で当日、翌日、冷蔵で1日置いても平気。

最終配合よりももう少しリッチな方が冷やしたときに美味しいけれど、常温ではソフト過ぎ、もはやマフィンでないような食感にも思え、微調整して落とし所をつけた。

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自家製あんこであんバタトースト。あんバタには大納言より普通小豆(4月14日製菓の部)

明日はあんバタトーストにするぞー!と意気込み、夕食後にあんこを炊く

小豆は浸水時間が不要なのでトータル1時間半もあれば炊きあがるし、その間実際に手を動かさなくてはいけない時間は10分くらいではなかろうか?イメージよりもらくちんである。(無論職人ともなれば大量のあんを厳密な手順で暑い工房で炊くので重労働極まりない)

100gで炊いたからか、盛大に豆が割れた。

煮ている間に小豆が顔を出すと割れやすいそうだ。その為、差し水が必要らしいが、鍋が薄いからかしょっちゅう差し水をした(けれど足りなかったようだ)。スタートから煮る水を増やしたほうがいいかな。

あんこはぜんざいを作ったあとに煮汁を除いて砂糖を加えて水分を飛ばして作る。なのでその工程で結局豆は崩れちゃうのだけれど、煮ているときに豆が割れると豆のなかのいろいろ取り除く方の煮汁に出ちゃうので割れちゃいけないのかな。と解釈。

amanoshokudo.jp

レシピはなかしましほさんのもの。でもあんこのレシピはどこもそう変わらない。砂糖の量と塩をいれるかどうか、くらいかな(今回は乾物豆に対して砂糖80%)だから、どの小豆と砂糖かがシンプルに出るわよね。

↓炊きあがり。f:id:voir-en-rose:20200413211805j:plain翌朝はあんバタトースト。夫にコーヒーを淹れてもらう。うまい…

バターは温かいトーストに溶かして染み込ませるよりも、柔らかいバターのままのミルキー感をあんこと供に味わうのが良いと実感。あんとバタの乗せ方を工夫したい。

あんこは炊きあがりに水分を飛ばしすぎた上に、大納言は豆のサイズが大きいので、パン馴染みが悪く、夫のパンの上の大納言はポロポロとお皿の上を縦横無尽に転がっていた。あんバタトーストには小豆炊いたあんこが良さそう(結論)

味はとっても美味しかったです。f:id:voir-en-rose:20200414084231j:plain豆は北海道大納言小豆。上品な味に感じた。今年に入ってスーパーPBの小豆も煮たけれど、やはり顔つきが違う。豆の色が違う(鮮やかな赤がきれい)。きれいに炊いたら鹿の子豆も作れるかな。

砂糖は最近気に入りのビート糖。砂糖が多くてもスッキリとした甘みになる。物足りないのとは違う、上品。きんぴらなどに使うのもお気に入り(単価が高いので道楽料理になるけれど…)

tomiz.com

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f:id:voir-en-rose:20200413210733j:plain左が煮たあとの豆の汁(ぜんざいの汁部分)、右は渋切りした汁(渋くて飲めない)。前者は多分栄養が多いはずだ。ポリフェノールとか。