〜インド ジャイサルメールで街歩き〜異国で迎える誕生日♩ケーキでお祝いフレンドリーなインディアン

ジョドプールからバスで5〜6時間、更に北西にあるジャイサルメールへ。パキスタンとの国境まで100kmほどに位置する、砂漠の真ん中にある街です。12世紀に王様が東西貿易の要所に開いた都市国家で、交易路の中継的として潤ったのだとか。運河が開いてからは訪れる人も減ったそうですが、その為当時の華やかさを残した中世の街並みを魅力として、今ではインドの方を中心に多くに観光客でにぎわいます。城壁の中がまるっと観光地になっていて、城壁の中に泊まりました。

城壁の高台から外の街の景色

到着日は誕生日だったので、おいしそうなお店を探して出掛けようかと思っていたらゲストハウスのオーナーが「ウェルカムディナーを振る舞うよ」と話しかけてくれました。「今日誕生日なんだー」なんて話をしながらご好意に甘えることに。オーナーのお母さん手作りの食事をいただきました。(とってもおいしかった…。朝ごはんも毎日おいしかった。)そして食べ終わり部屋に戻ろうとしたら…オーナーがケーキを持って現れたのです。わぁわぁわぁ。

画質がおそろしく悪い。メガネが夫。手前がオーナー、奥がオーナーのお兄さん。

その日チェックインしたばかりの私の誕生日をお祝いしてくれるなんてー!今年の誕生日はケーキを諦めていたし、なにより心意気が本当に嬉しかったです。オーナーは宗教上の理由で卵も食べないベジタリアン。ケーキも卵を使っていないとのことでした。日本の乳を感じるクリームと卵の味が優しいふわふわのスポンジケーキで作るショートケーキが大好きですが、このケーキも思いのほか(すみません)ふわふわでくどくないソフトな味わいでとてもおいしかったです。

インドの方が手づかみでケーキを食べ始めたので「あらあらワイルドね!」と思っていたのですが、よくよく考えるとインドでは食事は手で食べるのが普通でしたね。私も右手でおいしくいただきました。

ゲストハウスはこちら↓

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すごくいいオーナーでした。インド人は物を売り込む時に「やぁマイフレンド!」と言ってくる人もいますが「友だちになった覚えはない!」と私は日本語で呟きながら断ります。この彼も「マイフレンド」と我々に言ってくれるのですが、彼に対しては「おーマイフレンド!」という気分になったのでした。*便宜上オーナーと書きましたが、オーナーは多分彼のお父さん*

この地方の伝統的な人形。子どもが3階建ての民家から投げ捨てていたが、なにかおまじないだろうか。

民族衣装のリユース?なのか、素敵な刺繍のデザインの布をパッチワークしたキルトがとてもかわいい!買おうか真剣に悩みました。

城の外にある南インド料理ドーサの屋台。この後本場北インドでも食べたけれど、此処の屋台のドーサが一番美味しかった!と夫と意見がまとまりました。パリパリの薄いこんがりドーサにフレッシュな辛くないオニオンが最高です。

ゲストハウスの朝ごはんはパラタ。チャパティ(発酵してないナン・全粒粉入り)のような生地にカレーポテトやキャベツ炒めなどの濃い味具材が入って、ギー(純度の高いバター)を効かせて焼いてある惣菜パン。とってもおいしく、毎朝が楽しみだった。