Le jeudi 21 janvier 2020 果実の加工

昨日は新しいレッスン用のケーキの写真撮影。飾ったものを他の先生方が「かわいいですねー」と声をかけてくれて嬉しかった。

ちょっとカットがしにくかったので微調整が必要だけれど…3月以降のメニューなので春の気配のメニューでうれしいな。

「生の果実」か「加工品」か(フルーツピューレ、ジャム、缶詰etc)

次のレッスンでは同じ果実をテーマに、一方では生の果実から、一方では加工品から仕上げていく。それぞれにいいところがあるから。

新卒で入った菓子材料メーカーは「加工食品」の会社だったので、「生の果実より安定しますよ!簡便ですよ!安価ですよ!味も濃く出ますよ!」とアナウンスして販促していた。それは事実だろうな、と思う。

例えばスペインのバレンシアオレンジ。日本の一般消費者が手に入れるのは難しいけど、加工品のオレンジピールなら、缶詰なら、1年中安定して手に入る。では手に入れやすいオーストラリアのオレンジでよいではないか、日本は柑橘大国で1年中いろいろなものが出回っているではないか、となると、そもそも味が違うだろう、という話で、作る菓子の味は変わるわけで。

やっぱり家庭の菓子ならばその時期手に入る素材を生かした美味しさを表現するのがうれしいわよな。と思いつつ、やっぱりスペインのバレンシアオレンジおいしいよなと思いつつ。

おいしさを絶対的念頭に色んな素材を理由を持って使いたいですね。

できるだけわかりやすい分量で、材料は少種類で、作りやすく。ももちろん大切で心がけるけども、どうしてもおいしさの前に優先順位を下げてしまう。つい。

そうすると自分は作るが、レッスンに来てくれた方が家でリピート作成するか?という話にもなるので、この辺が最近の課題であります。

f:id:voir-en-rose:20210122142137j:plain少し前の夫とのおうちカフェ。(レッスンのあまりのお菓子を持ち帰り)