〜インド アウランガーバード周辺で街歩き〜ベビータージとダウラターバード砦でのんびり散歩

エローラとアジャンターの中日に比較的近い2つの観光地へトゥクトゥクで行きました。

【ダウラターバード砦】

これは砦の上から撮った、砦のほーんの一部です。

ダウラターバードは1300年代に数年は首都が置かれた「栄光の街」という名の都市(ムガル帝国が力をつけてきてからは飲み込まれてしまうのですけれど)。その街の砦で1187年に作られました。100ヘクタールより少し小さい(ディズニーランド2個分)くらい広大で、自然を生かした様々な仕掛けがあり難攻不落の砦と言われたのだとか。とても広くて自然に溢れていてあまり混んでもおらず(曜日の関係かも)、のびのびと散歩できて夫もわたしもとても気に入りました。ジョードプルのメヘランガール砦とは全く異なり、ほとんど補修されておらず自然の中にそのまま残されていて趣深い。とはいえ、一番上まで登るのは大変な一苦労で休み休み登りました。入り口にあったきのこの山ムスリムの女性に多く出会った。笑顔でかわいい少し上ったところにある壊れた砦の壁(と小さな夫)ついに頂上か??

こちらが本物の頂上

広大な「デガン高原」が見渡せる。

社会科見学の子もたくさん。先生たちは大変そう!

「一緒に写真を撮ってー!」と走ってきた女の子スマホの扱いに苦戦する女の子のお母さん日本人の我々はこの日も大変な人気で、10mも歩けば「セルフィー、セルフィー」100人以上の現地の方達と一緒に写真を撮ったと思います…!

みかんジュースで休憩。実際はオレンジの一種ですがみかんのような酸味の少ない味でとてもおいしかった。

【ビービー・カ・マクバラー】かの有名なタージマハルはムガル帝国5代皇帝シャージャハーンの奥さんムムターズマハルのお墓(廟)ですが、こちらは5代目の息子6代皇帝アウラングゼーブの奥さんディルラースバーヌーベーグムの廟です。人々の名前が難しいですね。タージマハルをモデルに作っているので「ベビータージ」「ミニタージ」なんて愛称があります。

タージマハルは国家が傾くほどの国営費を注ぎ込んだ総大理石の廟ですが、お父さんがそんなに使ったので、息子はそこまで費用を使えず、一部に大理石を使用した廟です。それでもとーっても立派。白にイスラムの模様(星や花など)が繊細で美しくときめきました。

ニカブの女性。イスラムは写真を嫌うと聞いていたのですが「一緒に写真を撮りましょう」と声をかけてくださり、その後パシャリ

これがドームの中にある実際のお墓

星と自然のモチーフを組み合わせたイスラム模様

ここでも大人気〜

いちごを食べました(甘くはない)。インドの食べ物はほとんんど自国消費が多く輸出されないので「そんな農産物もあったんだ!」と驚くものがいくつかありました。

どちらの行き先もアウランガーバードへ行った時にそこまで優先される場所ではないですが、エローラとアジャンターはどちらも石窟ですし中日にクールダウン?するのにぴったりでした。