気胸になった話 手術と退院?編

8月26日の朝イチで胸腔鏡手術で、右の肺を少しだけ切ってもらった。

旦那さんとお母さんが来てくれた。手術室に向かってからはまな板の鯉。

ベッドに横になり、背中に麻酔の注射を打って、次は何かな?と思っていたら全身麻酔で、次に気付いた時には、呼吸器外科の部長さんの「無事終わりましたよ」の声でした。

2時間の予定だったけれど、実際のオペは40分と超順調。

 

麻酔から目が覚め、「舘野さーん、これから海外旅行なんですよね、はじめにどこに行かれるんですか?」と、おそらく患者のコアな質問をすることによって本当に覚醒しているか確かめるような質問をされたのだけど、その質問と同時に、麻酔による強烈な吐き気に襲われたので、この質問と吐き気が術後の印象として強く残っております。

12時半ごろには麻酔の効果が弱くなり、だるさ、吐き気、痛みが強くなってくる…

心電図や呼吸チューブや足用マッサージャーやらコードまみれでベッドに貼り付けの刑。

私はじっとしているのが苦手で身体的拘束が苦痛なので、翌朝までの21時間、ベッドから動けず、お手洗いにも行けず、というのが本当に苦痛だった。

術後は旦那さんに「もう嫌だ、もう嫌だ」を連呼しておりました。

 

ただ、翌日の午後からは想定以上にトントン拍子!全ての管が抜け、傷口の鈍痛以外は元気そのもの!

傷口はホッチキスの様なもので止めたり、縫うのかな?と思っていたら、胸腔鏡の手術跡は小さいので医療用のテープ&接着剤での接合で OKとのこと。抜糸のいらない世の中〜

翌々日の現在は「今日明日のレントゲン結果が問題なければ、明日(術後3日目)には退院!」とのこと。長い2週間でした。

 

これで右肺は病変をとってるし、肺の補強もしているので再発の心配度はかなり低いけど、左肺も、多少は心配。

手術で取った病変を鑑定して、気胸の根本に特殊な病気があるのかどうかがわかるのが3週間後。何もなければいいなぁ。

 

他の病院に入院したことがないから比較はできないけど、お世話になっていた病院は、安心して入院できる病院でした。

気胸の専門病院ではないけれど、女性の気胸は珍しいので、そこに他の病気が潜んでいないか、私がインターネットで調べた様な不安はきちんと網羅して先回りして調べてくれて、やはりネームバリューのある病院すごい!(たまたま近かっただけ)と。

病棟担当の外科の先生は若い方が多いので話しやすいし、ナースは可愛い方も多いし。病棟は今年の5月から新しくなったところなので、どこもピカピカで、病室からスカイツリーなんか見えちゃったりして、部屋が明るいと気持ちも明るくなりますね、という入院生活でした。

 

傷口は1ヶ月ほどである程度良くなって、違和感がかなり少なくなるのには半年以上はかかるみたい。世界旅行の段取りは旦那さんと相談中。

1ヶ月は飛行機に乗らない方が望ましいので、まずは青春18切符で日本を回る予定?です。

旦那さんは本当に毎日お見舞いに来てくれて、新婚早々こんなことになってしまって、申し訳ないやら感謝やら。

と毎回書いてる気がするけど、そんなこんなの気胸でした。ちゃんちゃん。(で終わるといいなぁ)