気胸になった話 入院編

8月15日、気胸になって入院している話。

気胸は肺に穴が開いて肺がしぼむ病気。

穴から空気が抜け出てしまい、その空気が肺が膨らむスペースを奪い、膨らめない為に呼吸が苦しくなるのです。


痩せ型で胸板の薄い男性がなりやすい。嵐の相葉くんは再発もして2度罹患。

相葉くんの体型とは全く違うけど、なぜかなった。


入院中体験談をたくさん読んで参考になったし、自分の記録用に残しておこう!と書くのです。

 
<発覚〜入院まで>

8月11日から熱のない軽い風邪をひいていた。(因果関係は分からない)

12日・旦那さんの親戚の皆さんにお会いして楽しく、とってもハッピーに過ごしていた。喉の痛み→鼻水系統→咳と、典型的な夏風邪(自己診断)

13日・家の横の呼吸器内科に「喉が痛いー」と受診していた。

14日・明くる日、どうも背中が痛む。咳のしすぎかな?(今思えば前兆だったかも)

15日・明け方、胸が苦しい。5時、6時とどんどん苦しくなる。

           楽な体勢を探しながらやり過ごす。

           (咳のしすぎの助骨骨折とかかしら?!)と慌てる。家の横の呼吸器内科に再度かかる。


レントゲン、右の肺が50%のサイズと言われる。ひー

「k病院か虎ノ門病院か、どっちがいい?大きな病院に行って、入院じゃないかな、すぐ。」ひー

虎ノ門病院はすごいきれいだったぞ!と思い、近いし、そこに決める。


家で身支度をして、旦那さんに別れを告げる。家から100mもない大通りでタクシーをつかまえようと、向かう。(一人でも全然大丈夫だと思っていた)


(・・・・遠い。あの通りこんなに遠かったか。)


へーこら病院に到着。大病院で受診するのはうん10年ぶりなので、待ち人の多さに辟易する。


(こんなに辛いのに、いったい何時間かかるんだ・・・みんな元気そうじゃないか。後にしてよ・・・)

などと勝手なことを思うが、途中で滑り込ませてくれたみたいで、処置室に行く。


横になって、あばらを探るお医者さん。「ここですかね」「ここだね」

肺から出てしまった空気を抜くチューブを指す処置が始まる。(ドレーン挿入)


「たてのさーん、これから・・・ホニャラホニャララホニャララ・・・・・・」

と処置の説明が始まり、署名を!と言われるが、この頃はもう、苦しくて痛くて、いいから早く助けてほしいしか頭に浮かばない。


麻酔を打ってもらい、チューブを入れる。徐々に呼吸が楽になる。

(はぁ。麻酔の注射は痛かったけど、とりあえず大丈夫だ、あんまり痛くなかったー(ˊ̱˂˃ˋ̱))

と安堵し、旦那さんに、入院グッズと場所をWeChatで連絡。

(あとは、多少の痛みに耐える暇つぶし入院生活かしら。峠は越えた!)

などと思いながら、相変わらず続く咳がごほごほと出た刹那、

そこから悶絶の激痛がはじまった。


冷や汗、唸り声、足のバタバタ、歪んだ顔。「いたい!いたい!いたいー!!!」


ロキソニン服薬してもらいましょう」(そんな痛みではない!)

「点滴の痛み止めが早いですね!」


流してもらうがほぼ効かない。

到着した旦那さんびっくり!(文面から余裕を感じていた模様)


そこから入院病棟が決まり、寝たまま、唸ったまま連れて行ってもらい、到着後強めの痛み止め点滴を貰う。


これが効いて、ようやく正気に戻る。虎ノ門病院到着が10時半で、この時点で15時半。


この日は食欲もなく、体を動かしたくなく、しょぼしょぼと夜になる。


看護師さんに「痛み止めほしいときはいつでも言ってくださいね!」と言っていただくが、日本人たるもの、どのくらいは我慢すべきで、どこからが麻酔のラインなのかが分からず、

また、ナースコールを押してすぐ点滴が来て、すぐ麻酔が効くわけではないので、早め早めが肝心だが、

この時の私は全然勝手がわかっておらず、限界が来てからナースコールを押していた。

傷口の痛みと喉に絡むタンタンに苦しみ悶え、看護師さんと同室患者さんを不安にさせ、

つまり、はじめての夜は悶絶の夜だった。


(でも、途中で強い&眠くなる麻酔点滴をしてもらったので、それなりに寝れた。

あの時の咳がなければ大丈夫だったのかな。痛くないと書いていた人もいた。)


この夜より辛い日は人生で初めてで、今のところその後の入院生活でもない。ひー