クアラルンプールから飛行機で1時間、マレーシアの島ペナンへ。
(1時間といっても、市内→空港→60分前チェックイン→遅延などで5時間かかる)
ペナンは島だけど、クアラルンプールに次ぐ第ニの都市だそう。(一人当たりGDPはKLより高いそうな)
島リゾートという感じか。欧米の方も見かける。
古都として世界遺産になっていて、イギリスなどにより海峡植民地となった影響でヨーロッパの香りが漂い、かつ華人が多いので、良い表現をすれば「ヨーロピアンオリエンタル」みたいな感じかしら。
建築が可愛く、街歩きが楽しい。(とはいえ、手入れされてなかったり、においがきつい路地も普通にある)
島だからか?優しい笑顔を向けてくれる人にも出くわす。
「グルメな街」としても有名らしい。チェーン店が少なく、個人型のおしゃれな店舗が多い。クアラルンプールよりも洗練されているのでは?と感じました。
今日はペナンのグルメ日記。(デザート中心)
初日の夕飯は繁盛店で飲茶。
「大東酒楼」
マレーシアの中でもペナンは華人の割合が多いので飲茶文化が根ざしてるのだとか。おいしい、安い、色々選べて楽しくて、活気がある。お茶もおいしい。
ハラルじゃない為、マレー、インド系の人は居なかったみたい。
たっぷり食べて2人で1,500円くらい。
豚肉のアヒージョみたいなものや、タロ芋にミートソースカレーを包んだコロッケみたいなもの、春巻きの皮を細切りにしたのを練り物にまぶし揚げたものも食感がよい。
デザートのエッグタルトは生地はバターの香りではなく、植物油脂の軽さ。今まで見たことないような沢山の層。本当にさっくさく。
中のカスタードがたーっぷり入っているのですが、甘さが本当に微かなので食べやすく、ぺろり。です。
翌日、食い意地を発揮してマーラーカオをテイクアウト。ふわふわした食感が久しぶりだったのと、純粋にこのマーラーカオがおいしく、感動する。
↑大きく・高く蒸して切り分けたマーラーカオ
シフォンケーキやカステラ同様にふわふわした食感のものは大きく焼いて(蒸して)切り分けた方が断然おいしい。
でもたくさん売れるお店じゃないとたくさんを一気に焼くことはできないので、この特大マーラーカオは特別だ。
(この理論でいけば、山崎製パンの「黒糖フークレエ」もいい線いってることになります。)
別の日、宿の近くにケーキカフェが2店もあり、口コミ評価も高かったので旦那さんと連日寄ってみる。
「passion heart cafe」はアメリカ風のカジュアルなチーズケーキを出すお店。黄色に塗られた店舗が情熱的。
50代くらいのカッコいい華人マダムが店主。
ドリアンチーズケーキ、ジャックフルーツケーキ、ココナッツケーキetc.
マレーシアで人気の味わいが並ぶ。無難にマンゴーチーズケーキ。
大きくてアメリカンな雰囲気はとてもいいけれど、生クリームは土地柄質がいまいちなのかな?でも全体的には満足度が高い。それも学び。
「Roots desert bar」はパリやトーキョーっぽい、レストランデザートのようなおしゃれなケーキを出すお店。
ピンクと白のお店が可愛らしい。
20か30代の男性が何人か、おしゃれな普段着で店頭に立つ。
スイカのショートケーキ、トーフチーズケーキ、クロカンブッシュやクレームブリュレ。元々おしゃれなケーキが島都市にあると一層おしゃれで貴重に感じます。
スイカとトーフをチョイス。
トーフは日本の我々からするともうひとくせ欲しいなぁというマイルドさ。
抹茶は高いのか、風味がもうひとつ。
しかし、華人の多い街でなぜ日本語表記の「トーフ TOFU」なのか?と旦那さんとおしゃべり。
中華料理でも豆腐はたくさん使うし、豆腐系のおやつも沢山ある。表記は「ドーフ Doufu」だ。
英語圏では「TOFU」であり、それがグローバルスタンダードのようだ。
ヘルシーな日本食文化の一素材としてTOFUが海外(欧米)に広まったから、でしょうか。
スイカケーキは少しの新鮮な驚きと共にとても楽しくおいしく食べました。
クリームは質をカバーする為かメレンゲと混ぜてあり、トップにはバラの花。周りにはカリカリとした食感のクランブルが散りばめられ、食べていて飽きません。
お皿に色々な素材とケーキを盛り付けてあると、それぞれの素材とケーキの組み合わせで味の変化を楽しめるのでとても楽しいです。
従来のケーキは層を重ねてこれをしていましたが、シンプルなケーキの周りに素材を飾るという仕立ても良いなぁと改めて実感できました。
久しぶりに素敵なケーキを食して大満足でした。
少しマニアックな内容になってしまいました。
毎日たくさん歩いてはいますが、太らないように気をつけないといけません…!