ラオス世界遺産の街ルアンパバーン。世界遺産の街は古都であることが多いですね。ここもそうです。こじんまりとした街は静かで歩きやすく10日ほど滞在しています。
ラオスは東南アジアの中で唯一海に面していない国ですが、雄大なメコン川が流れており、ルアンパバーンの街もこの川沿いです。街の紹介は別の機会とし、今日は市場や食べ物の紹介です。
ルアンパバーンびっくりが4つありました。
①もち米がおいしい
②ねずみ、もぐら、すずめが並ぶ市場
③東南アジア一番?バリエーション豊かな野菜
④牛はまるごと!いただきます
①もち米がおいしい!
ラオスでは日本と同じうるち米も食べますが、基本はもち米!一説によれば、海がなく国土の70%は山や高原というので、野菜や肉などおかずになるものが貴重なので、米でお腹いっぱいにする必要があり、少しでも腹持ちのよいもち米が定着したのだとか。(ラオスに隣接するタイの東北イサーン地方ももち米食)
少し古いですが2013年のデータだとラオスは世界で2番目に米を食べる国(一人当たり消費量)。今でも「ごはんがすすむ」ことがおかずの役割という時代のようです(日本も昔はもう少し順位が上だったようですが、今では50位)
山が多い
白く透明感があって細長い米がおいしいのだそうです
かまどの上にざるを乗せて餅米を蒸します
一人分のおひつのような竹かごにつめて食卓へ
②ねずみ、もぐら、すずめが並ぶ市場
これは、そのままの意味です。なんでも食べるみたいですね。誰でも食べるわけではないようですが、ねずみはいくつもお店を見かけました。焼いた開きや生きたままでも。
写真は撮れなかったのでルアンパバーンのツキノワグマとねこの写真をお楽しみください。
③バリエーション豊かな野菜
かぼちゃ、お芋、ごぼうなどの根菜から、長ナス、小ナス、たくさんの香草、葉野菜、白菜、キャベツ、菜の花、きのこ、、、日本のファーマーズマーケットばりに街中の路上市場で種類豊富な野菜が並びきれいでした。
青菜たくさん。見分けがつかない。薬味にしたり、サラダにしたり。
小ナスもメジャーです。
ベトナム同様、ミントは定番。竹の産地なので竹で束ねています。
ごぼう、いも、かぼちゃ
竹箸、竹橋、たけのこなど、竹は大活躍!
菜の花
ナスの後ろの生姜はガランガと言って、日本のものより若い味がします。
④牛はまるごと!いただきます
写真をご覧ください!(焦点が合ってませんが)
カラフルな袋の中身は赤→牛の血、緑→牛の未消化物です。緑の方はラオスでもメジャーな調味料のひとつで、ひき肉炒めの「ラープ」なんかに加えるみたい。日本でもマタギの方は食するみたいですね。
市場ではモツや足の骨、内皮など、頭以外大抵の部位を販売しているように見えました。
アジアはどの国でも市場へ行きましたが、ラオスの市場はなかなか興味深かったです。
市場に並ぶお供えのお花細工も可愛らしかったです。これは仏教行事のシーズンになると価格が高騰すると料理教室の先生に教えてもらいました。先生のおばあちゃんはこの細工作りを仕事にしていたそうで、シーズンになると喜んでいたそう。
食堂に行くとタイ料理やベトナム料理なんかも旅行者向けにラインナップしていて「これぞラオ料理!」というのは分かりにくかったのですが、ラオスでも料理教室行って学んできたので別途ご紹介したいと思います。